本白根山・逢ノ峰(2109.9m)
本白根山、逢ノ峰、白根山を総称して草津の白根山というのだそうです。湯釜、逢ノ峰まではおよそ10年ほど前に観光できていましたが、ここが深田百名山と知ったのはかなり後のことでした。少し前にJK1VXQさんからコマクサの群落があり、その保護活動は地元の中学生がしているとお聞きしましたのでこの夏中には歩いてみたいと思っていました。
遊歩道から2165m三角点峰 ↓
2006年8月14日のお山めぐりは群馬県の本白根山としました。
単身赴任時代はまだ年数回のお山めぐり、ここは湯釜へ観光にきていました。
起床が少し遅れましたので、登山口となるレストハウス駐車場を出発したのは8時57分でした。逢ノ峰に上ってからスキー場の鞍部に下り、そこから涸釜とよばれる噴火口跡に向かう予定です。
休憩小屋の建つ逢ノ峰は9時12分に通過します。背後には白根山が見えます。先に進むとリフト施設、右側のよく踏まれている道を下ります。
鞍部に右から左に舗装道が走り、正面のピークにリフトが登って行きます。鞍部に9時22分に到着、左は鏡池経由、右は涸釜北部、私たちは右を選びます。
傾斜が緩むと、9時38分に左(リフト山頂)からの道と合流し右に向かいます。ほぼ平らな木道を行くと右に四本の違った種類の針葉樹が並んでいました。後学のためにデジカメにデータを落とします。
逢の峰から鞍部と正面リフト
ヤナギランと正面リフト
9時46分、正面があけて噴火口跡の大きな涸釜が目に入ります。
右上の2171m峰に続く斜面にはコマクサの群落、と思えば遊歩道の左の涸釜の斜面にもコマクサがあります。
確かにすごい量です。リフトで来た観光客も足を止めてみています。
コメツガ、トウヒ、オオシラビソ、シラビソ
涸釜北部の遊歩道
コマクサ
斜面のコマクサ
斜面のコマクサ
ヒメシャジン
ウスユキソウ
コキンレイカ
涸釜南の小ピークから北の眺め
道はゆるく右に涸釜を回るように下っていきます。左右に青紫色のヒメシャジンが咲いています。右側の茂みに見慣れぬ白い花が、ウスユキソウでした。10時ちょっと前に分岐点へ、いったん左上の涸釜南の小ピークに登ることにしました。ここから黄色のコキンレイカが混ざります。相変わらずコマクサが点々と咲いています。
10時05分に到着した小ピーク上には標柱があります。2171mと表示もありますが、そうではなさそうです。何名かのハイカーが昼食を取っていましたが、10分後に私たちは三角点のほうに向かうことにしました。
涸釜南の小ピークのコマクサ
2150m遊歩道最高点
2150m三角点立ち入り禁止
10時30分に2150m最高点を通過、10時35分に立ち入り禁止の板がありました。
ここまでで引き返すことにしました。10時44分に2150m地点に戻り、少しエネルギー補給をします。眼前のパノラマは時折雲がかかりますが2171mピークから涸釜、その右上の小ピーク、遊歩道が一望です。年配のご夫婦と少しのお話、白根山下に3泊しているのだそうです。
↓2171mピーク ↓涸釜 ↓標柱のある小ピーク ↓尾根上の遊歩道
12分ほど休憩し、10時56分に出発です。あとは往路を山頂駅近くの鞍部まで戻り、車道を歩くだけです。
分岐に11時11分、山頂駅の鞍部に11時29分、あとは舗装道を歩いて湯釜の駐車場に11時53分に到着しました。
駐車場(0:14)逢ノ峰(0:11)リフト鞍部(0:24)涸釜北部(0:19)涸釜南部の小ピーク(0:17)2150m地点(0:06)三角点入口(0:06)2150m地点(0:24)涸釜北部(0:20)鞍部(0:13)駐車場
計 2時間44分
※ 駐車場料金は410円です。
※ このあと、湯釜見学、白根山2160m直下の展望台へ行って来ました。ここはお勧めです。
湯釜展望台
湯釜はビジターセンターから11分で指定の見学場所に登れます。大勢の観光客と一緒です。ここから左の展望台へいけるかと期待しましたが、×でした。
湯釜
白根山展望台
湯釜からは左にいけなかったのでいったん駐車場所へ戻りました。駐車場の北西方向にコンクリート舗装の遊歩道があります。上部に避難小屋(コンクリートの屋根)が見えます。登っていくと長野県側の展望が明けますが今日は雲の中です。
さらに右奥に進むとロープで区切っています。右に進むと案内板があり、奥にさきほどの湯釜が見えます。
湯釜
風と太陽の光の影響でしょうか、水面が微妙に色変わりしています。
しばらく眺めていましたが、くもに包まれてきましたので退散することにしました。
白根山2160mの山頂が間近ですが、ここも立ち入り禁止区域です。よくみると踏み跡が入っていますが、管理人はここもパスしました。
もうナナカマドは赤い葉が現れていました。秋はもうすぐです。
城山(約200m)
おまけのお山
南から城山
山頂のお城
今日は伊勢崎市の群馬県で一番低いお山の「権現山」を探索予定でしたが、お盆の車に巻き込まれそうなので幹線を避けて帰ることにしました。