長者岳(1640.2m)

いよいよ栃木273山もラストに近づいてきました。最後は長者岳です。ちょっと勇気があったなら去年の鹿又岳の帰路に塩原経由で終わっていたはずなのですが・・・・・・・。

登路の塩那スカイラインから長者岳

 天気予報では県北は15時までは晴れマーク、しかし、4時すぎに出発した東北自動車道は小雨、塩原温泉は雨はありませんが一面低い雲が垂れ込めていました。

 2006年6月4日のお山めぐりは長者岳です。

 去年の9月に塩那スカイラインの下のゲートから泊まりの荷物で途中リタイア、今回も5時32分に同ゲート手前に駐車し出発ですが、荷物は必要最低限とし小さなザックで出発です。

土平奥のゲート

 7時00分に土平を通過、奥のゲートはコンクリートのブロック4個で塞がれています。

 7時28分に道は下りになります。この辺りが前回撤退した地点でした。
 7時52分、前方があけて塩那スカイラインの最高点近くが目に入りました。青空です。天気予報は当たりのようでした。

塩那スカイラインと無名峰

 山頂ではだんだん雲が出てきて帰路はミルクのカーテンでした。

 水車小屋12.8km、水呑み場標識、アンドン沢を越えて、日光浴に出てきたシマヘビ、ヤマカガシ君にごあいさつ、道には大きな倒木がありましたが、今年は工事が入っていないのでそのままとなっています。8時58分に大きな流れで水を補給、真ん中にビニール管が出ていました。道は大きく右上に曲がり、荒れてきます。
 3号橋を過ぎて、9時30分の地点は今年冬のがけ崩れでしょうか大きな石が道をふさいでいました。

倒木

最後の水場

3号橋

がけ崩れ地点

 後ろを振り返ると日留ヶ岳方面があけています。いよいよ残雪が沢と道の脇に現れました。異様な臭いに道路を見ると鶯色の糞、遠くにサルがこっちを見ています。賞味期限1年となった熊撃退スプレーを手にとって進むとサルは左上に逃げていきました。当分抹茶アイスは×です。

 道は左に大きく2回直角に曲がります。左上にムラサキヤシオでしょうか、ツツジが満開です。足元にはチゴユリ、スミレが咲いています。
 

 10時30分、小さな尾根の末端から取り付きます。最初は笹藪、しかし左側に薄い踏み跡、たぶん獣道が現れます。
 ツツジを分けて小さなピークを越えるとシャクナゲが満開の花が迎えてくれました。

取り付いた尾根末端

笹藪

踏み跡

 今年はシャクナゲの花を追っかけているようです。今日も満開の中を歩いています。
 あまり歩かれていないのでしょうか、テープ類はひとつもありません。もっとも尾根が直進しているので迷う心配はなさそうです。

 といっていながら降りる途中で一回だけ磁石を出して方向を確認しました。シャクナゲ藪を避けて進路を右に振りすぎたからです。

シャクナゲ満開

 都合三つの小さなピークを越えて、最後の背丈の笹藪を分けると木に黄色のテープが巻かれています。右下に三角点、その奥に山部さんの山名板が風に吹かれたのか曲がって付いていました。11時36分の到着でした。
 感無量です。思わずヤッホーと叫んでしまいました。木の間から大佐飛山の稜線が雲の上に顔を出しています。南東も開けていますが雲海のみでお山は目に入りません。
 ふと膝頭を見るとマダニが一匹、あわててお互いの衣服を確認します。とてもすわる気になれず、立ったままパートナー手製の稲荷ずしを腹に落とし込みます。それにしてもいい気分です。

↓鹿又岳

↓大佐飛山            ↓大長山      ↓西村山

↓ひょうたん峠あたり

山頂にて

 11時58分に山頂を撤収です。帰路は往路を忠実に戻ることにしました。登りには目に入らなかったシロヤシオがきれいに咲いています。少しばかりコシアブラの芽をおすそ分けいただきました。これは祝杯の肴となります。
 12時46分に塩那スカイラインの取り付き口へ出ます。ここから延々19kmでしょうか。すでにお山の半分はミルク色のカーテンに閉ざされています。
 水車小屋からの登り返しの途中で2名の釣師に出会いました。少しばかりお話、この下の沢には昔の工事用の道路跡があり、下っていけるのだそうです。
 見覚えのある11号鉄塔への巡視路入口を通過し、土平の駐車場には16時ちょうどに到着です。さて、ここから1時間のアスファルトの下りです。気を入れて歩いていると後ろから先ほどの釣師の車が止まりました。ありがたいことに同乗させていただきました。下り1時間が10分ほどです。

 休憩込みの登りは6時間02分、下り4時間2分の山旅でした。

 これで私たちの最初の目標、栃木273山は終わりました。(山部さんの283山は高倉山本峰1460mと奥袈裟丸山が残っています。)

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