障子ヶ岳(1481.5m)

紫ナデ(1349m)から小障子(1304m)
障子ヶ岳・粟畑(1397m)

 数年前のストック記事とネット情報から7月上旬のヒメサユリを狙っていました。天気予報は6月末までは快晴、片道315kmですが意を決して前日に出かけることにしました。

粟畑方面から障子ヶ岳
 2012年06月30日のお山めぐりは山形県西川町の障子ヶ岳です。

 大井沢の集落から右折、南俣沢出会いで右折し、橋を渡ってすぐの地点に駐車し、4時40分に出発します。
 20分ほどで林道終点から林の中の明瞭な登山道へ入って行きます。左の沢が近くなってきて下った地点の支沢は右に灌木が横たわっていますがスパッツなしでは水が浸入しそうで、裸足になって渡ることにしました。

 渡り終えた地点からは急登、両側に花期を終了したイワウチワの登山道は登るに従って大きなブナが現れます。樹勢が低くなって時々右が切れた登山道からは右と背後に展望が広がります。さらに登って左が開けるようになると帰路の尾根は上部が雲に隠れていました。

 6時を過ぎて左右に展望が開けてきました。五葉松が出てきた小ピークを過ぎると正面が開けてこれから登る尾根についた道、1190m評点ピークと思われる稜線が目に入ります。

 登山道が少し下りになった6時32分、お目当てのヒメサユリが目に入りました。点々と咲くヒメサユリを見ながらひとつ目のお縄場を過ぎ、二つ目のお縄場下でエネルギー補給の小休憩、黒糖コッペを一個おなかに落とします。

 ブナの登山道     これから向かう尾根           ヒメサユリ
  

 ロープ場を登って五葉松が林立の小ピークを過ぎ、両側にショウジョウバカマ、カタクリの残り花、ミツバオーレンの咲く登山道は雑木の中の溝状に形を変えて登って行きます。

 7時13分に雪渓に出て左折、今度は下りになります。ムラサキヤシオ、タムシバ、足元にヒメサユリ、黄色のスミレを見ながら進み、お縄場前で後から来た若い男性に先を譲ります。

 7時50分、粟畑から雲がかかりかけた障子ヶ岳、青空にくっきりの紫ナデが正面に現れました。足元を良く見ればヒメサユリのほかにイワカガミ、ノウゴウイチゴ、アカモノ、ゴゼンタチバナ、キスミレ?が咲き続けています。

 8時03分、待望の紫ナデの山頂です。今日は反時計周りに障子ヶ岳のスラブを眺めながらの予定したが、結果的には雲で見えませんでした。北方向のパノラマをデジカメに収めて前進です。

 
 雲がかかり始めた障子ヶ岳と紫ナデ             紫ナデ
 

 相変わらずの登山道脇のヒメサユリ、ハクサンチドリ、ハクサンシャクナゲを眺めながら緩やかなアップダウンで小障子を通過、残念ながら障子ヶ岳のスラブは見えません。

 マルバシモツケ、咲き初めのミヤマクルマバナ、シロバナニガナを見ながら緩やかに登って9時16分に到着の山頂は雲の中、先行の若い男性が大きなカメラを抱えて以東岳が見えるのを待っていました。

 三角点近くのヒメサユリは一輪だけ開花、二つの蕾が残っています。エネルギー補給と展望待ちで40分ほど停滞、少しだけ雲がとれて視界が広がりましたが、すぐミルクのカーテンに包まれました。

     
  山頂にて          ちょっとだけ以東岳
  

 「途中で展望が開けて障子ヶ岳が見られればねえ。」ということで相次いで山頂を撤収、粟畑方面に下ります。ヒメサユリは相変わらず咲いており、右の展望が開けて以東岳方面が顔を出し始めました。

 障子池手前は雪渓、これを越えて背後の障子ヶ岳も雲が取れつつあります。少し下った鞍部には初めてみるコケイラン、登り返した地点で年配男女ペアが大休憩でした。ここから冒頭画像の障子ヶ岳をデジカメに収めます。


 
            左端の粟畑と朝日連峰


 先のピークは粟畑北峰といわれているところか、360度の展望をデジカメに収めます。10時57分に十字路になっている粟畑のピークを通過、東の大井沢方面に石畳の道を下ります。干支の竜のつくお山もありますが登山道は迂回しているようです。

      
粟畑               天狗角力取山


 いくつか雪渓を横断するたびに水芭蕉、リュウキンカなどが現れます。最後の登り返しから右が開けた地点を通過すると、後は下るだけでした。焼峰がどこかもわからずにカラマツ林を通り、帰路の登山口は13時37分に到着です。

 こちらの林道終点の車は1台、次の駐車場所には3台、そして橋手前の駐車スペース1台を見て駐車場所へは13時42分の到着でした。

 駐車場所(0:22)障子ヶ岳登山口(2:53)紫ナデ(1:08)障子ヶ岳(1:00)粟畑(2:42)駐車場


 所要時間は8時間52分(歩行7時間55分)、ヒメサユリと展望の山歩きでした。

 
参考 国土地理院旧25000分の1地形図「大井沢」
     岳人2008年10月号 「とっておきの山歩き・障子ヶ岳」
        GPS軌跡図(カシミール3D使用)
 
 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用した。「承認番号 平23情使第678号」
 この地図を第三者がさらに複製又は使用する場合は国土地理院の長の承認が必要です。


 
しばらくぶりのP泊は寒河江SAです。駐車場は車道から一段低く、大形車も一台だけで気分良く眠れました。交通量の少なさもあるようですがこちらに来たときはお勧めでしょう。山形は片道300kmですから気合を入れないとなかなか来られませんね。


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