鞘口山(1142m)
やまびこ尾根から九竜山・江戸小屋山・鞘口山

新ハイキングNO661の記事から
奥多摩のやまびこ尾根に変わった狛犬がいるらしい。
おりしも最初のピークは竜の文字、去年の辰年に行く予定でした。


 鞘口山と御前山
 2013年11月14日のお山めぐりは東京都奥多摩町の鞘口山へやまびこ尾根から江戸小屋尾根経由で歩くことにしました。

 御岳下の無料駐車場で車中泊、めっきり冷えた今朝は辺りを見渡すとモミジが色づいていました。

 やまびこ尾根に取り付くための駐車場所はよくわからず奥多摩キャンプ場の有料駐車場に車を止めて無人の受付に備え付けの封筒に料金を入れてポストへ、そして7時53分に出発です。

 氷川神社前を過ぎて精神、左には黄色く色づいた木々、愛宕山が浮かんでいます。 弁天橋・檜村橋を渡ってトンネル手前で右に橋詰集落に入ります。すぐ右にお社、左側の民家の女性から情報収集とごあいさつ、少し先から左へ取り付きのようで「やまびこ尾根の途中にお社があり、男衆は登っているが私は登っていないので狛犬があるかどうかは知らない。」とのことでした。

 奥に進んで左に入る道を見逃し、道が右下に下る地点の左側に階段があり、これを登ります。途中で道は消えましたが、斜面の藪は薄いので直登するとすぐに見晴らしのいい尾根に出ました。踏み跡は明瞭、左上に進んで登ってきていました。行くとすぐに左下に小さなお社のようなものがあり、下から薄い踏み跡が登ってきています。小藪を分けて暗いスギの植林地の中へ入り、尾根に付いた明瞭な道を登って行きます。

 砂利道が尾根を横断している地点の手前右には馬頭観音らしき古い石仏が鎮座していました。反対側に登って再び植林地の尾根歩きへ、ほどなく鉄塔地点を通過します。ここからは雑木の急登が始まります。尾根の左を登って行く踏み跡からときどき右上の尾根を確認しながら登って行くと大木の根元に石祠2基、手前に古そうな狛犬が待っていました。

 
氷川神社先から愛宕山と黄葉    階段から   コアジサイの間を   石祠2基
    

 石祠の右から踏み跡を登って行くと、ときどき雑木の小枝が踏み跡を覆い、イバラ、サンショウ、タラノキのトゲがときどき刺激を与えてくれます。足元に廃ワイア、右側に櫓を見るようになると傾斜が緩んできます。植林地に入って色づいた雑木帯に変わると左に方向を変えて細尾根になります。

 左雑木、右植林地の尾根は岩塊が現れ、さらに進むと大きな岩壁が前をふさぎます。どうやら右はダメ、左の斜面についているけもの道を辿り、途中から右に方向変換すると倒れて細木に巻きつけられたビニール紐を見ます。どうやらこの斜面を直登したようでジグザグにけもの道状の窪みを登ります。

 傾斜が緩むにしたがって小藪の中に踏み跡がはっきりしてきて、赤テープが現れます。登りついた尾根は右が伐採地で開けて御前山から六つ石山まで180度の展望です。奥多摩湖の奥にある細長い山稜の右端はいつかマイナールートから登ってみたい大菩薩嶺、その右は鶏冠山のようでした。

     
尾根の大岩           ↓大菩薩嶺↓鶏冠山か
  

 ひと息入れて奥に進んで10時50分に到着の九竜山(942m)の山頂は樹木に囲まれて展望はありません。ここは証拠データだけ撮って奥へ下ります。左雑木、右植林地の尾根は岩が現れます。下りきって鞍部からの登り返しですが、いったん緩んでからまた登って11時24分、こちらも展望のない江戸小屋山でした。2つともそさくさと頂を辞して少し下って左が開けた展望地でエネルギ補給の小休憩でした。

 反対側に見える鋸山と鋸尾根、今日はあれを下る予定でしたが、Pさんのウルトラマンタイマーがチカチカしてきました。明瞭な踏み跡の急登から植林地の暗い踏み跡へ、陽の光をを受けてコアジサイの葉っぱが黄色く輝いています。傾斜がいったんゆるみ、最後のひと登りで主尾根の鞘口山へは12時16分の到着でした。

    
九竜山      江戸小屋山の先から鋸山        鞘口山にて
   

 ここで作戦会議、所要時間はほぼ変わらないが大ダワから車道を下ることにしました。12時20分撤収で2回の小さな登り返しの小ピークを通過し、12時42分に大ダワへ、駐車場には大岳山へ行ったのだろうと思われる4台が停車していました。

 車道は一か所だけ砂利化しているほかは舗装がされています。木の間からの展望、頭上の紅葉を眺め、道は左に方向変換します。右に左にもう一回方向を変え、2か所ほど展望地点を通過して道が大きく右に曲がる地点から左上に踏み跡、傍らに大ダワ・鋸山の案内板があります。「へえー、登山道があったんだ。」「どこに出たんだろうねえ。」少し下った途中から六つ石山と右の本仁田山との間の三つドッケ方面の稜線が浮かんでいました。

   
江戸小屋山と九竜山         三つドッケ方面
  

 右上の鉄塔を見て、道は右に方向変換します。沢音が高まり道が左に方向変換する地点で軽四駆が3台、少し下って右下に砂防ダムの補修をしている男性3人が見えます。大ダワにあった時間帯により通行止めになる工事はここなのでしょう。最後の民家前の先にその通行止めの板と作業場前を通過します。

 弁天橋の近くの丁字路に出て右折、右の小社を見て奥多摩町の中央部にある氷川神社の狛犬を再訪します。こちらは前回来た時には狛犬に板が掛けられており全体が撮影できなかったからです。舗装路に戻ると観光客と数名すれ違います。

 橋の上から朝撮れなかった渓谷の紅葉をデジカメに収めて、駐車場には14時38分の到着でした。

 駐車場(0:36)尾根取り付き(0:29)林道横断(1:29)展望地(0:07)九竜山(0:34)江戸小屋山(0:03)展望地(0:37)鞘口山(0:22)大ダワ(1:51)駐車場

 所要時間は6時間45分(歩行5時間58分)、狛犬さん探し・岩尾根・展望、そして時々藪の尾根歩きでした。

 参考 国土地理院旧25000分の1地形図「奥多摩湖」
     新ハイキング10年11月号NO661

          GPS軌跡図(カシミール3D使用)
 
 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000 (地図画像)及び数値地図 50mメッシュ(標高)を使用した。「承認番号平23情使第678号」   
 この地図を第三者がさらに複製又は使用する場合は国土地理院の長の承認が必要です。


 
今日は狛犬さん探索でハイキングコースではない尾根を歩いてみました。望外の展望と道形消失の岩壁の尾根、ときどき踏み跡を覆う小藪の急登でした。約4時間の鞘口山で鳩首階段、登りと危険個所が一回ある鋸尾根は次回以降に回すことにしました。平日とはいえこのルートは誰にも会いませんでした。


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