三俣山(1980.2m)

 三俣山は中禅寺南岸尾根と県境尾根との交差点で最も奥深い山です。栃木273山では足尾の日向山・カマ5峰経由、そのほかに黒檜経由、宿堂坊山経由などがあります。昨年西ノ湖奥のカクレ滝右岸尾根経由のことが烏が森の住人さんの掲示板で話題になっていました。

錫ヶ岳からの三俣山    ↓

 2006年5月22日のお山めぐりは未踏で最奥の「三俣山」です。
 前回5月3日に黒檜岳経由を計画していたのですが、出発時間が6時近くになりシゲト山であきらめました。今回はそのリベンジですが、カクレ滝右岸尾根に勝負をかけることにしました。

 4時26分に駐車場所を出発、菖蒲ヶ浜口から歩き始めます。前回駐車のスキー場は立入り禁止になっていましたので、その手前の空きスペースに駐車です。
 登山口で新潟ナンバーの男性に声をかけられました。どうやら黒檜から社山経由のようです。(帰って来た時には車はありませんでした。)

 千手ヶ浜から西ノ湖へ、そしてカクレ滝に向かいます。地形図を眺めて適当な支尾根を探しますが、少し奥に入りすぎたようです。
 6時38分、登れそうな傾斜の岩尾根を見つけて登ることにしました。これがまたロープを出して登ることになる手がかりの少ない岩場を通過です。5〜60mの標高に30分ほどかかってしまいました。シャクナゲの藪が前をふさいでいますが蕾も大きくなっています。

登り口から右に

尾根に出る

 結構急傾斜ですが、シャクナゲ、木がありますので登るのは容易です。
 7時22分左下からの尾根に乗ったようです。背丈ほどのシャクナゲと倒木を越えて進みます。
 わずかに踏み跡模様のものが、どうやら鹿道のようです。大岳周辺で見た集団の鹿道と同様新しいものはえぐれていました。

 少し登るとシャクナゲが少なくなりますが、また現れました。この辺りまでのシャクナゲが咲いているようです。8時13分、尾根のシャクナゲがなくなりました。尾根はこの辺から左に向きを変えています。
 針葉樹の足元は下生えも少なく8時25分に見晴らしのいい地点に到着です。どうやらここが1700m地点のようです。
 

 1700m地点で20分ほどエネルギー補給です。
 宿堂坊山方面や、日光男体山方面の展望が広がります。

シャクナゲの花

宿堂坊山方面

尾根の様子

奥日光、表日光の山々と中禅寺湖

 雲ひとつないものの残念ながら遠くは霞んでいます。
 これが昨日であったなら・・。(しぼれ)
 
 避けて通れない行事だから無理だったでしょ。(パートナー)

 8時46分に撤収し、出発です。ほどなく小さなピークを越えると進行方向に1928mピークがそびえています。左の笹原の斜面には残雪がありますが、右は黒木の林です。
 9時32分、待望の1928mピークに到着です。左右に表示板、赤テープがにぎやかに下がっています。とにかく11時までには三俣山へと先を急ぎます。
 4分ほど下った地点から足尾方面のお山の展望が目に入ったのでデジカメにデータを収めます。左の中倉山方面は雲がかかりつつあります。

足尾方面の展望

↓庚申山 ↓奥は袈裟丸山↓鋸山 ↓皇海山

 10時04分に1970mシャクナゲピークの手前の方を通過、10時22分に大岩の北を巻きます。大岩近くに来ると赤テープが北側に誘いますので迷うことはありません。
 10時34分、ついに三俣山の領域に入りました。地形図と尾根の形を確認、晴れているので進行方向は特定できます。なるほど馬蹄形に尾根が曲がっています。赤テープと青ビニール紐が案内してくれます。

 10時50分に分岐点を通過し、同57分に最奥の山頂に到着でした。西があけて角度を変えれば皇海山から錫ヶ岳が目に入ります。 

大岩を通過

三俣山最初の小ピーク

分岐

山頂にて

群馬県の山々から錫が岳へのパノラマ

 11時16分に撤収し、そさくさと山頂を後にします。ここから宿堂坊経由でもよいのですが、雪解け水で渡渉が大変かということで、5月3日に登った黒檜、シゲト山経由を選択し 南岸尾根の虫食いを避けようと考えたのです。

 1928mピークには12時31分、鞍部で7分ほどエネルギー補給とデジカメデータを収め、シゲト山は13時07分に通過です。まさかこの5月に2度も来るとは思いも及びませんでした。14時13分に黒檜岳を通過して帰途につきます。
 一部残雪はあるもののほとんど夏道が現れて迷うことなく15時43分に千手ヶ浜の黒檜岳登山口です。途中のシャクナゲを期待しましたが、今年は花つきは悪いようです。

 朝と同じく中禅寺湖の北岸遊歩道を通り、今が盛りのトウゴクミツバツツジの紫色の花を見ながら17時20分に駐車場所に到着しました。

 菖蒲ヶ浜登山口4:26⇒千手ヶ浜5時34分⇒西ノ湖分岐6:05⇒尾根取り付き6:38⇒尾根へ7:22
     ⇒1700m8:25(休憩)8:46発⇒1928mピーク9:32⇒三俣山10:57(休憩19分)
         ⇒1928mピーク12:31⇒鞍部で7分休憩⇒シゲト山13:07⇒黒檜岳14:13
            ⇒社山分岐3分休憩⇒黒檜登山口15時43分⇒途中5分休憩⇒駐車場所17:20

 所要時間は11時間と59分、結構疲れる山旅でした。この次はテント抱えて白錫尾根から足尾のカマ5峰を歩いてみたいという願望がわいてきました。

※ このルートの先駆者でもある日光稜線紀行さんのHPを確認したところ、やはり手前のところから平坦な
 林を通過し尾根に取り次いでいました。しぼれの取り付き口はかなり奥で怪我の功名の気があります。

前ページへ
2006年の山
トップページ

18.05.24 ツツジを追加しました。

次のページへ