飯盛山(1364m)・鬼面山(1616m)

 飯盛山と鬼面山は私たちにとっては遠い遠いお山であった。

 うわさに聞く3mを超える笹薮が足を遠のかせていたのだ。

 2005年4月9日、日が登る前に自宅を出発、北温泉駐車場には5時頃に到着した。

 この日のためにスパイク長靴を準備、沢を渡渉できる体制で、5時37分に出発した。まだ残雪の残る中の大倉尾根への登山道を登り、6時18分に右から来る雪をかぶった林道にあわせて左に向かう。

   北温泉手前から左奥の鬼面山と右手前の飯盛山

       渡渉点と水パイプ

 林道終点から奥に踏み跡が入っている。やがてジグザグに下の毘沙門沢に下りる。正面に水パイプが見える。

 6時32分に渡渉して、残雪の中を登って行くと、途切れがちに笹が見える。ひと登りで、7時01分に飯盛山に着く。ここは雑木と笹薮の中でほとんど展望はない。5分休憩の後に出発。

      飯盛山頂            鬼面山へ向かう途中の鞍部

 さいわいチシマの笹はすべて雪の下である。雪は硬く締っており、つぼ足でももぐらない。先行の足跡もなくお山は私たちのみである。
 鬼面山への途中の鞍部は7時15分に通過。

 左下のほうがすぐ上に上るのに都合が良い。上に上がると赤テープが時おり現れる。少し山側(右)に進路を修正しながら、7時33分大きなダケカンバの木の下で6分ほどひと休み、正面に見える尾根を見て急斜面を登る。

       大ダケカンバ          南東尾根から茶臼岳         シャクナゲの出てきた尾根       大岩

 南東尾根に乗って、滑った場合に何かを掴める潅木のある場所を登る。左があけて茶臼岳が顔を出した。さらに進むと8時19分にシャクナゲが顔を出し、尾根は左上に少しカーブしてきた。8時27分、大きな岩が進路をふさぐ。まるで観音様のようにも見える。ここは先人たちの言に従い左をまく。
 尾根の左があけて斜面にクラック、その向こうに茶臼岳の全景が浮かぶ。ほどなく、8時37分尾根の終点の東ピークに出る。ここから帰路の紙テープをつけながら左上に進む。進行方向には1816mピーク、その奥に鋭い朝日岳、右に中の大倉尾根が登って行く。すごいパノラマであるが風が強い。8時43分、最高地点に到着した。

    クラックと茶臼岳                       パノラマ

 山頂を離れて、東のピークにてひと休み、9時15分に撤収にかかる。下りは注意して進んでみたが一度転倒、さいわい止まってくれたがあぶら汗もの。大ダケカンバからは飯盛山と東北のピークとの鞍部を目指しショートカット、この時期だからできるものだろう。

 渡渉手前の残雪の様子、踏み抜くと下は沢で大変、ない知恵を使いながら歩くので結構疲れる。

 10時18分に渡渉し、ジグザグ道から10時34分に林道終点へ出る。
 
 ここから振り返った鬼面山と飯盛山は朝と違って表情がやわらいだようだ。たぶん気のせいかと思うのだが、達成感は今までで最大と思う。

 11時17分、北温泉の駐車場の到着、登り3時間6分、下り2時間2分のごつい山旅であった。

2005年のお山
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