焼石岳(1547.9m)

しばらくぶりにハクサンイチゲを見たいS&P
ここ数年、時期と天気予報が合わず延び延びのお山へ

            姥石平から焼石岳
  

 2017年06月17日のお山めぐりは岩手県の焼石岳にした。

 秋田県東成瀬村の三合目登山口の駐車場は6時15分では残り4台スペース、天気予報は9時過ぎから晴れの予報で、7時ちょうどに出発する。

 登山道はよく整備されているが、辺りはミルクのカーテンがかかり周囲は見えない。足元に濃い紫のスミレ、白のマイヅルソウを見て主尾根にでると右から登山道が合流し、奥に進む。

 ゆるいアップダウンの登山道を進むと最初はラジオとリュック、次いで拡声器のサイレン(と音)とリュック、あとから聞いた話では止まっていた車の半数はネマガリダケ採りだそうだ。

   三合目登山口     登山道合流   サイレン?とリュック
  

 下りになって先行の仙台ナンバーの女性2名の先へ出るが、すぐに別の男女、次いで2名の男性に道を譲る。ズダヤクシュ・オオバキスミレ・ムラサキヤシオを見て、最初の沢の渡渉で右岸から左岸へ、残雪の斜面の先では水芭蕉が顔を出していた。

 次の渡渉の先ではリュウキンカを見て6合目与治兵衛だった。三つ目のロープのかかった沢の渡渉の先でシラネアオイを見て、右上に沢を離れる。ここで単独行の男性に追い抜かれた。

 
   渡渉地点1      渡渉地点2     渡渉地点3
  

 尾根上の登山道は、何度か雪原で消失だが赤テープが次々と誘い、登山道沿いには再び水芭蕉、その先で初めてタケシマラン、そしてシラネアオイが断続的に出現した。色付きのキクザキイチゲは陽が当たらず閉じていた。

 7合目簗瀬を過ぎると灌木が低くなり、晴れていれば視界があけるのだが、今日は左のすぐ傍のピークのみだ。キヌガサソウは糸魚川以来だから10数年ぶり、サンカヨウもしばらくぶり、ショウジョウバカマ・フキノトウの若芽もある。

チョイ前なら要アイゼン 赤テープの誘い やっとシルエットが
  

 八合目長命清水でのどを潤し、次の八合目焼石沼の標柱付近は下草もほとんどないが、辺りは雲で覆われていた。沼には寄らずに先へ進むと登山道は沢の中となった。スパッツ付の革靴だから浅そうなところをジャバジャバ進むとすぐに登山道が現れた。

 シラネアオイ、ハクサンチドリ、ノウゴウイチゴ、エゾ(イワ?)ハタザオ、オオバキスミレ、キバナノコマノツメ、シナノキンバイ?、閉じているキクザキイチゲなどがあった。

 傾斜がゆるんでホッとひと息、鞍部に上がるとそこは九合目・焼石神社の標柱でエネルギー補給の休憩とした。辺りはまだまだ雲の中、山頂から下ってきた男性としばしお話、東成瀬村からの登山道は放牧場の道で昔は放牧された牛が寄ってきたのだそうだ。

  8合目先は沢状態  道脇にシラネアオイ 焼石神社の標柱
  

 仙台ナンバーさん2名と入れ替わりに焼石岳山頂へ出発だが、こちらは岩ゴロゴロの悪路のようだ。焼石神社に出てから右上へ黄色いペンキの矢印が誘う。登る途中で何人とスライドしたろう。傾斜が緩んで焼石岳への登りになる直前、2007年06月17日不忘山以来のユキワリコザクラを見つけた。

 山頂への登りの途中でもミヤマダイコンソウ、ミヤマシオガマ、イワカガミ、ひょっとしてチングルマが目に入る。登り切ってかなりの人で賑わう山頂で記念のデータを落とし、右の方で大休憩とした。

    登る途中で        焼石岳山頂へ
 

 最初こそミルクのカーテンだった東焼石岳から横岳の辺りが10数分できれいに開けてきた。カメラを持って山頂を徘徊、一瞬だが南本内岳、1511m峰が顔を出してくれた。


   
    ↓東焼石岳           ↓泉水沼↓横岳

 一等三角点にタッチして撤収、帰路は姥石平経由とした。冒頭の画像を撮るためだが、平標山以来のハクサンイチゲを見たかったからだ。下る途中で横岳の裾の方に男性が見えたので寄ってみた。ここは見事な花畑でロープで保護されていた。

 泉水池に下る雪斜面、その先の登山道脇には何回か見たヒナザクラの白い花が現れ始めた。泉水沼から姥ヶ平付近は停滞する人々がいる。S&Pの鈍い足もさらに鈍足で通過、左上に登り返す。左右、背後もイチゲちゃんがいっぱいだが、焼石岳は雲に隠れたり現れたり・・・。

 
    泉水沼へ    ユキワリコザクラ   焼石岳は雲に
  

 分岐は左の南本内岳方面へ、笹原の登り返しは時々湿地、時に岩に足を取られる。雪原下部の横断で焼石神社9合目へ出た。時計を見れば13時29分、お花の撮影もあるがかなり時間がかかっていたので、南本内岳はパスして下る。

 8合目焼石沼手前の沢状の登山道近くになって雲が取れて視界が開け、下る方向の大森山も見えてきた。足元には往路で開いてなかった青、紫。白のキクザキイチゲも顔を出していた。

 右の三界山、左の1511m峰も背後の焼石岳も見える。標柱から左の焼石沼に寄っておにぎり一個をおなかに落としていたら仙台ナンバーの2人が下ってきて三度目の入れ替わりだ。

大森山を見ながら下る 背後の↓三界山   ↓焼石岳だろう
 

 長命水で2.5リットル補給し撤収する。すぐにキヌガサソウ、サンカヨウが現れる。陽光の元、再度デジカメに収める。3度の渡渉を無事終えて緩い登り返しだが、タケノコ採りはもういない。(と思ったら登山口で最後の1人が下ってきた。)

 少しだけ山の神様のお裾分けをいただき、分岐を三合目登山口へ下る。背後を見れば朝見えなかった景色が目に入ってきた。駐車場所には16時48分の到着だった。

 登山口(0:16)3合目分岐(2:31)長命清水(0:46)9合目焼石神社(0:42)山頂(0:34)姥石平(0:22)東焼石岳分岐(0:29)9合目焼石神社0:42()焼石沼(0:07)長命清水(2:04)3合目分岐(0:13)登山口

 所要時間は9時間48分(歩行8時間46分)、展望・花の山歩きだった。

 参考 国土地理院電子地形図「焼石岳」「三界山」
     焼石観光開発連絡協議会ホームページの
                   「東成瀬三合目登山口」

       GPS軌跡図(カシミール3D使用)
  
  「この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平27情複、第236号)」

 
天気予報を信じて山頂を12時近くに時間調整でした。残念ながら青空は×、でもちゃんと姿を現してくれた。さすが花の百名山、花の数も量もたいしたもの、機会があれば南本内岳の花畑も北から歩いてみたいものです。

 予想外の長時間歩きで、翌日もう一座の予定はもろくも崩れ、銀山温泉遊歩道ハイクに変わりました。😂


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